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【子ども・大人向け】口呼吸の治し方|鼻呼吸テープやトレーニングが効果的?

口呼吸が習慣となっている方のなかには、どうにかして改善したいと思っている方も多いでしょう。一方で「自分や子どもが口呼吸だが、治す必要はあるのか」と考えている方もいるかもしれません。

口呼吸は、人の体にさまざまな悪い影響を与える可能性のある呼吸方法です。したがって、口呼吸の方は治療やセルフケアを通して改善を目指すことを強くおすすめします。

当記事では、口呼吸の治し方、口呼吸が人体に及ぼす悪影響についてくわしく解説します。口呼吸を治したいと思っている方、口呼吸についてくわしく知りたい方は、ぜひお読みください。

口呼吸の治し方3つを紹介

口呼吸の改善につながる可能性のある行為は、主に以下の3つです。

  • あいうべ体操で口や舌を鍛える
  • 鼻呼吸テープを使ってみる
  • 矯正治療を行う

あいうべ体操で口や舌を鍛える

1つ目は、あいうべ体操で口や舌を鍛えるというものです。

あいうべ体操とは、口呼吸の改善が期待できるとして広く普及している口の体操です。口を「あ」「い」「う」「べ」の形に動かすことから、あいうべ体操と呼ばれています。

あいうべ体操のやり方は、以下のとおりです。

【1】口を「あ」というときの形に大きく広げる
【2】「い」というときのように、口を横向きに大きく広げる
【3】「う」というときのように、口をすぼめて前方へ突き出す
【4】「ベー」というように、舌を下に向かって突き出す

【1】から【4】までの流れを、一日に30回を目安に繰り返しましょう。あいうべ体操を繰り返し行うことで、舌の力が強くなり、口が閉じやすくなることが期待できます。

参考サイト:https://mirai-iryou.com/aiube/

鼻呼吸テープを使ってみる

2つ目は、鼻呼吸テープを使ってみることです。

鼻呼吸テープとは、鼻呼吸に切り替える手助けをしてくれるテープのことです。薬局などで購入できます。口に留めることで口が開かないようにしてくれるため、口呼吸の予防が期待できます。

なお、鼻呼吸テープを使用しても鼻づまりが改善されない場合は、耳鼻科を受診するようにしましょう。

矯正治療を行う

3つ目は、矯正治療を行うことです。

口呼吸が習慣化している場合、歯並びが悪いことが原因となっている可能性があります。

たとえば重度の出っ歯の場合、突き出た前歯が口を閉じる動きを阻害し、口を閉じにくくしてしまいます。意識すれば口を閉じられますが、どうしても一般的な人に比べると口を閉じにくいため、気が緩んだときや眠っているときには口呼吸になりやすくなってしまうのです。

矯正治療で歯並びを整えることで、口が閉じやすくなり、鼻呼吸しやすくなることが期待できます。

口呼吸が体に及ぼす悪影響

「そもそも口呼吸をしている場合、本当に治さねばならないのか」と思っている方もいるでしょう。しかし口呼吸には、人の体にさまざまな悪影響を及ぼすリスクがあります。

具体的には、以下のようなものが挙げられます。

  1. 虫歯や歯周病のリスクが高まる
  2. 口臭につながる
  3. 風邪にかかりやすくなる
  4. 見た目の印象が変わる
  5. 歯並びに影響する

それぞれについて、以下でくわしく解説します。

①虫歯や歯周病のリスクが高まる

1つ目に考えられる悪影響は「虫歯や歯周病のリスクが高まる」です。

唾液には本来、食べかすや歯垢を洗い流す自浄作用や、虫歯などの増殖を抑える抗菌作用があります。

しかし口呼吸が癖になっていると、口のなかの唾液の量が減少し、自浄作用や抗菌作用も弱まってしまいます。すると、食べかすや歯垢が口内に残りやすくなったり、菌が繁殖しやすくなったりするため、虫歯や歯周病を引き起こしやすくなるのです。

②口臭につながる

続いて起こりうる悪影響は「口臭につながる」です。

「①虫歯や歯周病のリスクが高まる」のとおり、口呼吸を続けると虫歯や歯周病になりやすくなります。虫歯によって歯の神経が腐敗したり、膿ができたりすると、強い臭いを発生させ、口臭を引き起こすようになる可能性があります。

また、自浄作用が弱まることで口内に食べかすがたまり、腐敗した食べかすが臭いを放ちやすくなることも理由のひとつです。

③風邪にかかりやすくなる

続いて起こりうる悪影響は「風邪にかかりやすくなる」です。

鼻で呼吸を行うと、鼻のなかにある粘膜や鼻毛が、吸った空気に含まれるウイルス・アレルゲン・病原菌を通しにくくしてくれます。

しかし口で呼吸を行った場合、病原菌やウイルスなどをダイレクトに気管へ吸い込んでしまいやすくなります。ウイルスを取り込みやすくなるため、結果的に風邪にかかりやすくなることにつながるのです。

④見た目の印象が変わる

続いて起こりうる悪影響は「見た目の印象が変わる」です。

口呼吸を行っていると、口周りの筋肉が鼻呼吸よりも使われなくなります。口の筋肉も体の筋肉と同じように、使わないと弱っていきます。よって口呼吸を続けていると表情筋が弱るため、顔にたるみやしわができることにつながってしまうのです。

たるみやしわのある顔は、ご存じのとおり老けた印象を与えます。つまり、口呼吸を続けることで実際よりも老けた顔に見られてしまう可能性があるということです。

ほかにも、頬や唇の筋肉が弱ることで、ぼうっと口を開けただらしない印象の顔になりやすくなってしまいます。また、表情筋が衰えることによって、感情の乏しい顔にもなりやすくなるでしょう。

⑤歯並びに影響する

最後に起こりうる悪影響は「歯並びに影響する」です。

舌は通常時、上あごの前の方にある「スポット」という位置に留まるのが正常です。鼻呼吸であればスポットに舌を置きやすくなりますが、口呼吸が習慣になっている方は、スポットよりもやや下の方に舌を置いておくことになります。口呼吸を行う場合、スポットに舌を置いていては呼吸の邪魔になるためです。

口呼吸を行う際、口の下部に下りてきた舌が歯の裏側に当たり、微小ながら歯を内側から押す力が加わります。内側から歯を押す力が日常的にかかり続けることで、歯並びが崩れていきます。すると、以下のような悪い歯並びにつながる可能性が出てくるのです。

  • 前歯が突出した「上顎前突(出っ歯)」
  • 下の歯列が上よりも前に出る「反対咬合(受け口)」
  • 前歯が噛み合わず、開いてしまう「オープンバイト」
  • 歯が重なりあい、ガタガタと並んでいる「乱ぐい歯」

まとめ

口呼吸を放っておくと、虫歯や歯周病、風邪のリスクを高めたり、口臭につながったりと、さまざまな悪影響をもたらす可能性があります。さらに、歯並びを悪くしたり表情筋を弱らせたりすることにもつながる危険があるため、見た目の面においてもリスクの高い呼吸方法だといえます。

口呼吸は、あいうべ体操の実践や鼻呼吸テープの使用、矯正治療といった手段をとることで改善が期待できます。

歯列矯正によって口呼吸を改善したいとお考えの方は、吉祥寺セントラルクリニックへお越しください。吉祥寺セントラルクリニックでは、各種専門治療の歯科医や歯科技工士などの専門スタッフがチームを組んで連携することで、安全性にこだわった治療を提供しています。

また「院内10年無償保証システム」という治療後10年間の保証制度も用意しているため、治療後も安心して過ごしていただけるでしょう。保証に加入していただいた場合、保証書を発行し、治療後もお口全体の管理と適切な調整を行っていきます。

さらに当院では、無料カウンセリングも実施しています。歯列矯正が初めての方の場合、不安や疑問も多いものでしょう。無料のカウンセリングを行うことで、事前に不安や疑問を解消しやすくなります。無料カウンセリングにお越しの際は、公式サイトの「無料カウンセリング予約」フォームよりお申し込みください。

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