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すきっ歯矯正にはマウスピース矯正がおすすめ!メリットや治療方法を解説

歯並びは口元の印象を大きく変えてしまうので、その人の第一印象に影響を与える要素のひとつです。なかでもすきっ歯は幼い印象を与えてしまうため、大人になってからコンプレックスに感じるようになった方も多いでしょう。

しかし、そんなすきっ歯は、歯科医院で適切な治療を受ければ改善される歯並びです。放置して悪化してしまう前に、一度歯科医院を受診してみましょう。

今回は、すきっ歯の歯列矯正について解説します。装置が目立ちにくいマウスピース矯正のメリットや治療法についても解説するので、すきっ歯でお悩みの方はぜひ参考にしてください。

すきっ歯とは?

すきっ歯とは、本来であれば閉じているはずの歯と歯の間に隙間がある歯並びを指します。歯科用語では「空隙歯列」「正中離開」の2種類に分けられます。

ここでは、すきっ歯の種類について解説します。

空隙歯列(くうげきしれつ)

空隙歯列(くうげきしれつ)とは、歯と歯の間に隙間がある状態の歯並びを指します。空隙歯列の原因はさまざまですが、生まれつき歯の本数が少なかったり、歯が小さかったりすると隙間ができやすくなります。また、舌で歯を押す癖がある方や、口呼吸をしている方も、すきっ歯の原因と考えられています。

正中離開(せいちゅうりかい)

正中離開(せいちゅうりかい)とは、空隙歯列のなかでも前歯の間に隙間がある歯並びのことを指します。「すきっ歯」と聞いて想像するのは、正中離開であることが多いでしょう。正中離開の原因も症例によりさまざまですが、上の真ん中の骨の間に過剰歯が埋まっていたり、上唇の裏側から歯茎につながる上唇小帯の影響を受けたりすると、歯に隙間ができやすくなってしまいます。

すきっ歯を治療する方法は5種類

すきっ歯を改善するには、歯科医院で診断を受け適切な方法で治療する必要があります。治療方法はひとつではないので、それぞれの症例や理想の仕上がり、ライフスタイルに合った方法を選択するようにしましょう。

ここでは、すきっ歯を治療する5つの方法について解説します。

①マウスピース矯正

マウスピース矯正は、形の異なるマウスピースをスケジュールどおりに交換しながら装着し、少しずつ歯を動かして隙間を埋めていく矯正方法です。マウスピースは透明性の高い素材でできているため目立ちにくく、いつでも取り外しが可能です。少しずつ歯を動かすため、痛みを感じることも少ないでしょう。

マウスピース矯正で隙間を埋めるためにかかる治療期間は2~3年ほどですが、症例やマウスピースの装着時間によって左右されてしまいます。費用はだいたい120万円ほどで、医院や地域によって異なるケースもあるでしょう。

②ワイヤー矯正(表側・裏側)

ワイヤー矯正は、歯に固定式の装置を取り付けてワイヤーを通し、ワイヤーの弾性を利用して歯を動かしていく矯正方法です。歯並びを根本的に改善させるので、すきっ歯だけでなく機能的な噛み合わせへの改善も可能です。

ワイヤー矯正には表側に装置を取り付ける表側矯正と、歯の裏側に取り付ける裏側矯正があります。表側矯正では装置が目立ちやすいというデメリットがありますが、裏側矯正では周囲の人から見えることはありません。その分、舌に装置があたり口内炎ができることもあるため、自分にとってメリットの大きいほうを選ぶとよいでしょう。

治療にかかる期間は2~3年ほどで、表側矯正に比べると裏側矯正は少し時間がかかる傾向にあります。費用は60~100万円ほどで、オーダーメイドの装置が必要な裏側矯正の方が高額です。

③ダイレクトボンディング法

ダイレクトボンディング法とは、隙間のできてしまっている歯の間に歯科用レジンを盛り、見た目を改善させる歯科治療です。大きく空いてしまっているケースでは難しいこともありますが、ほとんどのケースで改善が見込まれる治療法です。レジンを盛るだけなので痛みはなく、歯科治療が苦手な方でも挑戦しやすい治療法といえるでしょう。

治療は基本的に一回で終わり、虫歯治療などにも使用する保険診療内の材料が適用されれば3割負担で治療を受けられます。ただし、医院によっては自由診療としているところもあるため、治療を受ける前に相談してみましょう。

④ラミネートべニア法

ラミネートべニア法は、歯の表面を薄く削って薄いラミネートべニアを貼り付け、見た目を改善させる歯科治療です。セラミックの薄いべニアを貼り付けるため、隙間だけでなく歯の色味も調整できます。歯の表面を削る際に少し染みや痛みを感じるケースもありますが、一時的なものが多いため過剰な心配は必要ないでしょう。

治療にかかる回数は数回程度で、スムーズに進めば1~2ヶ月ほどで完了します。費用は健康保険が適用されないため、医院によって大きな差があり1歯5~15万円ほどでしょう。本数が増えるほど費用が高額になっていきますが、安価なものは材料や治療の質が低くなる可能性があるため、できれば避けましょう。

⑤セラミッククラウン法

セラミッククラウン法とは、歯を大きく削り型取りして作製したセラミックの被せ物を装着し、見た目を改善させる歯科治療です。歯をグルッと一周削って被せ物を装着するため、歯の形や色味なども調節でき審美性に優れた治療法といえるでしょう。しかし、歯を削る際に麻酔が必要なことや、健康な歯の寿命を縮めてしまう可能性もあります。

治療にかかる期間は数ヶ月ほどで、費用は9~20万円ほどです。被せ物に使用する材料や本数によって費用に差がでることもあるため、希望するものがある場合は事前に伝えておくようにしましょう。

すきっ歯矯正にマウスピース矯正をおすすめできる理由

すきっ歯でお悩みの方には、マウスピース矯正がおすすめです。マウスピース矯正は装置が目立ちにくいため治療中の見た目が気にならない他にも、たくさんのメリットが得られます。

ここでは、マウスピース矯正がおすすめの理由について解説します。

矯正装置が目立たない

マウスピース矯正で使用するマウスピースは、透明度の高い医療用プラスチックでできています。マウスピースを装着していてもほとんど気づかないほどで、矯正治療中でも見た目のストレスを感じたくない方から人気があります。

食事に制限がかからない

他の治療法では、装置が外れたり治療した箇所が欠けてしまったりする可能性があるため、硬い物・粘着性のあるものは避ける必要があります。しかし、マウスピース矯正では食事中に装置を取り外すので、これまでと同じような食生活を送れるでしょう。

口内トラブルを軽減できる

ワイヤー矯正では、口内に金属のワイヤーが通っているため、処理が甘いと粘膜や歯茎を傷つけてしまうケースがあります。また、装置の感覚になれず口のなかを噛んでしまう方も多いでしょう。マウスピース矯正では、角の丸いマウスピースを装着するので、そのような口内トラブルは起こりにくく、快適に矯正期間を過ごせます。

お手入れがかんたんにできる

自分で取り外したマウスピースは、水かぬるま湯でサッと洗い流してお手入れします。毎日歯ブラシで磨く必要がなく、お手入れ方法がとてもかんたんです。どうしても雑菌などが気になる方は、歯磨き粉や歯ブラシは使用せず、指の腹で汚れを落としたあと、マウスピース専用の洗浄剤などを活用するとよいでしょう。

まとめ

すきっ歯の治療方法や、おすすめの治療方法について解説しました。マウスピース矯正は目立ちにくいことや取り外しができることから、矯正治療のハードルが低いといえるのではないでしょうか。しかし、一部の症例には対応していないことがあるので、ワイヤー矯正も視野に入れておくとよいでしょう。

吉祥寺セントラルクリニックでは、各分野の専門医と技工士や歯科衛生士がそれぞれ連携を取り合いながら、最善の治療が提供できる環境を整えています。また、院内感染や安全性にも配慮した空間で治療を提供しています。歯列矯正でお悩みの方は、吉祥寺セントラルクリニックへお気軽にご相談くださいませ。

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