口内炎を早く治す方法はある?やってはいけないNG行為も紹介します
口内炎ができると、慢性的な痛みに悩まされるだけでなく、毎日の食事も思うように楽しめなくなります。口内炎ができた場合、1日でも早く回復したいと考える方がほとんどでしょう。
当記事では、口内炎の概要や原因、早く治すための方法、口内炎ができているときに避けたい行動について解説します。口内炎ができて悩まれている方や、口内炎をできる限り早く治したいとお考えの方は、ぜひお読みください。
そもそも口内炎とは?
口内炎とは、口のなかや口の周辺の粘膜に発生する炎症のことです。口内炎の発症場所は主に、唇の裏側や舌、頬の裏側などです。ものによっては、ひとつではなく一度に複数個発生するケースもあります。口内炎を発症すると、ほとんどの場合患部に痛みを感じます。
口内炎の原因
口内炎が発症する原因は、主に以下のようなものが挙げられます。
- ストレスによる免疫力の低下
- 睡眠不足による免疫力の低下
- 食事の偏りがきっかけで栄養不足となることによる免疫力の低下
- 口のなかを食べ物などで火傷した
- 生理前のホルモンバランスの乱れ(女性の場合)
- 妊娠中のホルモンバランスの乱れ(女性の場合)
口内炎を早く治す方法は?
口内炎をできる限り早く治したい場合、以下のようなことを行ってみるのがおすすめです。
- 口内を清潔に保つ
- ビタミンを摂取する
- 市販薬を試してみる
- 医療機関に行く
上記を行うことで、口内炎を早く治せる可能性があるといわれています。
ただし、上記は「これを行うことで確実に口内炎が治る」という方法ではありません。100%確実に治る治療法は存在しないことを念頭に置きつつ、できそうなものから試してみることをおすすめします。
①口内を清潔に保つ
1つ目の方法は「口内を清潔に保つ」というものです。
口内炎は菌の繁殖でも発生します。口のなかを清潔に保つことで、口内炎の治療を早められる可能性があるだけでなく、予防につながることも期待できます。
具体的には、以下のようなことを習慣化するのがおすすめです。
- 食べ物を食べたあとにうがいを行う
- 丁寧な歯磨きを行う
- 歯間ブラシを使用する
口内炎になった際は、できる限り口内の衛生面に気を配りましょう。
②ビタミンを摂取する
口内炎を早く治すためには、ビタミンを摂ることも重要です。
ビタミンは、口内炎の治療や予防に役立つことが期待できる成分です。たとえばビタミンB2は、粘膜や皮膚を守る働きがあるとされているビタミンですし、ビタミンB6は、粘膜や皮膚の健康を保ってくれる効果が期待されています。
粘膜や皮膚によい効果が期待できるビタミンを摂ることで、口内炎の治療を早めてくれる可能性があります。逆に食事の栄養バランスが乱れ、ビタミンが不足すると、口内炎ができやすくなるため注意が必要です。
③市販薬を試してみる
続いての方法は「市販薬を試してみる」というものです。口内炎に効果があるとされる市販薬には、以下のようにさまざまなものがあります。
- うがい薬
- 塗り薬
- 貼り薬
- スプレー薬
- 内服薬
口内炎の薬に、特効薬はありません。しかし市販の薬の使用で、口内炎による痛みを軽減したり、治療を早めたりできる可能性があります。辛いときは無理をせず、薬に頼るようにしましょう。
④医療機関に行く
続いての方法は「医療機関に行く」というものです。
口内炎が辛い場合は、医療機関に頼ることをおすすめします。医療機関に行くべきなのは、以下のような状況にある場合です。
・口内炎のサイズがだんだんと大きくなってきている
・いくら時間が経っても改善しない
・口内炎の数が極端に多い
・水ぶくれを起こしている
・口内炎の周辺が硬くなり、血が出てきている
・倦怠感や発熱など、口内炎以外にもさまざまな症状が出ている
・繰り返し口内炎を発症する
口内炎は日常的に発生しやすい病気のため「口内炎ぐらいで病院に行くなんて」と躊躇される方も多いかもしれません。しかし、過度に軽視して放置するのは危険な場合があります。大きな病気のサインとして、口内炎が出ているという可能性もあるためです。
具体的には、以下のような病気が隠れている可能性があります。
- バセドウ病
- 尿毒症
- ベーチェット病
- 大腸炎
- 天疱瘡
- 白血病
- 糖尿病
また、ものによっては「口内炎だと思っていたものが癌だった」というケースもあります。口内炎を軽く見過ぎず、少しでも「おかしいな」と違和感を覚えたら医療機関に相談するようにしましょう。
口内炎があったらやってはいけない3つのこと
続いては、口内炎が発症している際に行ってはいけないことについて解説します。口内炎ができた際、以下の3つの行為は避ける必要があります。
- お酒での殺菌
- 刺激を与えること
- マウスウォッシュの使用
なかにはつい行ってしまいがちな行為もあるため、十分に注意しましょう。それぞれについて、以下でくわしく解説します。
①お酒での殺菌
行ってはいけない行為の1つ目は「お酒での殺菌」です。
「口内炎をアルコールで殺菌しよう」と考える方もいるかもしれませんが、アルコールで殺菌消毒できるというのは誤解です。むしろアルコールのような刺激物を口に入れることで、患部が刺激され、余計な痛みを感じさせることにもつながるため避けるようにしましょう。
②刺激を与えること
続いての行ってはいけない行為は「刺激を与えること」です。具体的には、以下のような行為が「刺激を与える」に該当します。
- 舌や手で口内炎の患部に触る
- 刺激の強い歯磨き粉に触れさせる
- 患部を強くブラッシングする
- 辛いものを口にする
- 熱いものを口にする
- 味が濃い食べ物を食べる
味が濃い食べ物が刺激を与える、ということに疑問を感じた方もいるかもしれません。味が濃い食べ物を避けるべき理由は、香辛料や塩分といった口内炎を刺激するものが含まれているためです。
口内炎ができている間は、患部への刺激を避け、そっとしておくようにしましょう。
③マウスウォッシュの使用
続いての行ってはいけない行為は「マウスウォッシュの使用」です。
口内炎ができた際、口のなかをきれいにしようとマウスウォッシュを使用する方は少なくないでしょう。しかし、刺激が強いマウスウォッシュの使用で逆効果となり、痛みを発生させる危険があります。また、過度にマウスウォッシュを使用し過ぎることでよい菌まで死なせてしまうリスクもあります。
マウスウォッシュを使用する際は、強い刺激を与えないよう、アルコールの入っていない低刺激なものを使うようにしましょう。また、マウスウォッシュを終えたあとには水ですすぐのもおすすめです。
まとめ
口内炎とは、口内や口周辺の粘膜に発生する炎症のことです。口内炎は、ストレスや睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな原因によって発症します。
口内炎を確実に治す方法はありませんが、口内を清潔に保ったり市販薬を試したりすることによって治るスピードが早まることが期待できます。口内炎を悪化させないためにも、発症中は患部に刺激を与えることはしないようにしましょう。
いくら時間が経っても治らない場合や口内炎のサイズが大きくなってきている場合は、深刻な病気が隠れている可能性もあるため、医療機関の受診をおすすめします。
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吉祥寺駅と隣接しているため、電車利用の方でも通いやすい医院です。ぜひ一度ご相談ください。
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