歯の定期健診は行くべき?メリットや受診内容、かかる費用など詳しく解説
歯の歯科健診を受けることで、虫歯や歯周病を予防したり、初期段階で発見・治療したりできます。日本ではあまり浸透していませんが、定期健診による「予防歯科」は海外ではごく一般的です。この記事では、歯の定期健診のメリットや受診内容を解説するので、その重要性を詳しく見ていきましょう。
歯医者さんの定期健診を受ける目的
歯医者さんの定期健診は、虫歯や歯周病を予防するために受けるものです。「毎日歯磨きをしていれば充分」と考える方も多いのですが、それだけでは落とせない汚れもあります。定期健診によって歯のメンテナンスやクリーニングを受けることで、虫歯や歯周病のリスクをさらに引き下げられるのです。
虫歯や歯周病にかかると、最悪の場合は歯を失ってしまいます。また、歯周病は心臓病・脳卒中など口腔内以外の問題を引き起こす可能性もあるため注意しなければなりません。毎日のセルフケアと専門家によるプロフェッショナルなケアを組み合わせて、歯や全身の健康を守りましょう。
歯医者さんの定期健診を受診するメリット
歯医者さんの定期健診を受診するメリットは、主に以下の5点です。
<歯医者さんの定期健診を受診するメリット>
- 虫歯や歯周病などの早期発見につながる
- 虫歯や歯周病などのリスクが減る
- 歳を重ねても健康な歯が残りやすい
- 治療費を抑えることができる
- 歯磨きでは落とせない部分が綺麗になる
順番に詳しく解説していきます。
①虫歯や歯周病などの早期発見につながる
虫歯や歯周病は、ある程度進行するまで痛みなどの自覚症状が見られないことが一般的です。そのため重症化するまで見落としてしまいがちですが、歯の定期健診の受診で虫歯・歯周病を早期発見できます。
歯のトラブルを早期発見できれば、削る・抜くといった重い治療を避けられる確率が上がることがメリットです。早めの治療ができれば治療中に感じる痛みも軽度であり、治療にともなう苦痛も避けやすくなるでしょう。
②虫歯や歯周病などのリスクが減る
定期健診では虫歯・歯周病の確認をするだけでなく、歯石・歯垢の除去といったメンテナンスも受けられます。歯石や歯垢が多い場合は、将来的に虫歯・歯周病を引き起こすリスクが高い状態です。定期健診で歯をクリーニングすれば、虫歯・歯周病の原因そのものを減らし、健康な状態を維持しやすくなります。
③歳を重ねても健康な歯が残りやすい
先述したように、歯科健診で虫歯や歯周病を早期発見できれば、比較的軽い治療でも虫歯・歯周病を完治させられる可能性が高くなります。痛みを覚えてから受診する場合など、虫歯や歯周病が中度・重度な状態では治療内容も重くなり、場合によっては歯を削ったり、抜いたりしなくてはなりません。
現代では「インプラント」などの技術が発達し、審美性の高い歯を入れることもできますが、1度失った天然歯を取り戻すことは不可能です。定期健診の受診で元の歯を健康なまま保ちやすくなるため、歳を重ねても永久歯を維持しやすいでしょう。
④治療費を抑えることができる
定期健診の受診で、歯の治療にかかる治療費を抑えやすくなります。詰め物や入れ歯などの治療は高額になりがちですが、早期治療が叶えば軽い治療内容で済み、治療費を抑えやすいのです。1年に3~4回の定期健診を受診したとしても、長い目で見れば安上がりになる可能性が高いでしょう。
⑤歯磨きでは落とせない部分が綺麗になる
歯垢や歯石をはじめ、歯磨きでは落とせない汚れを綺麗にできることも歯科健診を受診するメリットです。歯科健診では専用の器具や薬剤を使って歯のメンテナンスとクリーニングをおこなうため、歯に関するコンプレックスを抱えにくくなるでしょう。
たとえばタバコのヤニや、食べ物・飲み物による着色汚れは、市販されている歯磨き粉だけではなかなか落とせません。黄ばみなどの問題も定期健診を受診すれば解決できる可能性があり、なおかつ歯が綺麗な状態を維持しやすくなります。
歯医者さんの定期健診で行う内容
歯医者さんの定期健診でおこなう内容は、主に以下の4つです。
<歯医者さんの定期健診でおこなう内容>
- 虫歯の確認
- 歯茎(歯周ポケットの深さ)の確認
- ブラッシングの指導
- 歯垢や歯石の除去(歯のクリーニング)
それぞれどのような治療内容で、患者さんはどんなメリットを得られるのか、詳しく解説します。
①虫歯の確認
最初におこなうのが虫歯の確認です。噛み合わせや付け根だけでなく、歯と歯の間など自分では気付きにくい箇所も念入りにチェックするため、トラブルを見逃しません。万が一虫歯が見つかった場合は、入念な治療計画を立てたうえで、適切な治療をおこないます。
②歯茎(歯周ポケットの深さ)の確認
歯茎のチェックでは、主に歯周ポケットの深さを確認します。歯周ポケットとは、歯と歯茎の間にある溝のことで、歯周ポケットが深い人ほど歯周病にかかりがちです。その他にも炎症の状態や出血の有無を確認し、歯周病にかかっている場合は度合いを診断し、治療に移ります。
③ブラッシングの指導
患者さんにとって最適なブラッシング(歯磨き)の指導も歯科健診で受けられます。歯磨きにはすべての人に共通する基本・コツがありますが、歯並びは人によって異なるため、セオリーが全員に当てはまるとは限りません。
また、医師は歯の汚れ方から、歯磨きのクセや歯磨きを苦手にしている箇所までを正確に判断できます。歯科健診でプロからのチェックを受け、自分に合ったブラッシング方法や歯ブラシの種類などを知ることにより、虫歯・歯周病のリスクをさらに引き下げることが可能です。
④歯垢や歯石の除去(歯のクリーニング)
歯垢(プラーク)や歯石は細菌の塊であり、虫歯や歯周病の主な原因です。歯科健診で歯のクリーニングを受けることにより、歯磨きでは落とせない歯石を除去できるため、虫歯・歯周病のリスクが下がります。トラブルに発展する前に歯垢・歯石を除去するためには、3~4ヶ月に1度のペースで定期健診を受けるとよいでしょう。
歯医者さんの定期健診にかかる費用
あくまでも目安ですが、歯医者さんの定期健診にかかる費用は、3割負担の方で1回3,000円程度です。仮に3ヶ月に1回、1年間で4回の定期健診を受診する場合は、年間12,000円前後の出費と考えるとよいでしょう。
ただし、利用するクリニックにもよって異なるため、一概にはいえません。定期健診の結果、虫歯・歯周病が見つかった場合は、追加の検査費や治療費がかかる場合もあります。しかし、先述したように定期健診を受けている人のほうが受けていない人よりも治療費を抑えやすいことも事実です。歯の健康を守るためにも、費用を惜しまずに定期健診を受けることをおすすめします。
まとめ
歯の定期健診を受けることで、虫歯や歯周病のリスクを下げられ、トラブルがある場合は早期発見に期待できます。結果として歯の健康を守りやすいため、3ヶ月に1回程度のペースで歯科健診を受けるとよいでしょう。
吉祥寺セントラルクリニックには、難症例の治療にも対応できるドクターが在籍しています。定期健診も念入りに実施し、患者様が健康な歯を維持できるようお力添えが可能です。無料カウンセリングも承っておりますので、定期健診の受診をご検討中の方は当院をご利用ください。
-
-
-
チームによる連携治療
-
保証制度
-
特別プログラム
- 症例写真
- 動画案内
- 体験談
-
Q&A
-
吉祥寺セントラルクリニック
〒180-0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-4-18
ジョージフォーラムビル5F
※吉祥寺駅北口隣接
※サーティワンアイスクリームの
入っているビルの5Fです
アクセス