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安いマウスピース矯正は危険?おすすめしない理由やかかる費用について徹底解説!

マウスピース矯正には多くのブランドがあり、ブランドによって料金が異なります。安く矯正できるに越したことはありませんが、相場と比べてあまりにも安いと、品質やサービスに不安を感じる方もおられるでしょう。この記事では安いマウスピース矯正の特徴を解説し、安心して治療を受けるためのポイントを紹介します。

マウスピース矯正とはどんな矯正?

マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを上下の歯に装着する矯正方法です。実際の歯並びから少しずれたマウスピースを製作し、1日約20時間をめどに装着して歯を動かします。後述するワイヤー矯正とは違い、矯正装置が目立たないため人気です。

ワイヤー矯正との違い

ワイヤー矯正の場合、ブラケットという装置を歯の表面もしくは裏側に装着して矯正します。マウスピース矯正よりも多くの症例に対応できることがメリットですが、審美性の悪さや金属アレルギーに対応できない場合があることはデメリットです。マウスピース矯正との違いを表にまとめました。

【マウスピース矯正とワイヤー矯正の比較表】

種類 マウスピース矯正 ワイヤー矯正
審美 目立ちにくい 治療方によっては目立つ
治療期間 やや長い やや短い
費用相場 120万円~(全顎矯正) 70万円~
治療範囲 狭い 広い
自分で取り外し できる できない

問題点となることが多い審美性ですが、ワイヤー矯正にも目立ちにくい治療法はあります。通常は銀色のブラケットをピーチゴールドやホワイトにコーティングできるため、マウスピース矯正で対応できない症例だとしても、目立ちにくいワイヤー矯正への移行が可能です。

マウスピース矯正にかかる費用

マウスピース矯正にかかる費用は矯正する範囲やブランドによって異なります。一般的には、全顎矯正をおこなう場合は120万円前後となる場合が多いでしょう。症例が多い「インビザライン」の場合は30〜100万円、市販されている安いマウスピース矯正なら3,000円前後が相場です。

安いマウスピース矯正でも問題ない?

基本的に健康上の問題はありませんが、以下の理由から安いマウスピース矯正はあまりおすすめしません。

<安いマウスピース矯正をおすすめしない理由>

  • 噛み合わせが狂う可能性が高い
  • 後戻りしてしまう可能性が高い
  • 患者主体でおこなう可能性が高い

マウスピース矯正をおこなう際は、治療や機器の内容をきちんと見極めることが大切です。上記のポイントについて、それぞれをわかりやすく解説します。

おすすめしない理由①:噛み合わせが狂う可能性が高い

安いマウスピース矯正の場合、患者の症例を一切考慮せずに見た目だけで治療をおこなっている可能性が高く、おすすめできません。SNSなどでは「好きな場所まで歯が動けば治療完了」というコンセプトのマウスピースが宣伝されていますが、歯が動くと噛み合わせが狂い、体全体のバランスまで崩れてしまいます。

マウスピース矯正をおこなう場合は、見た目だけでなく噛み合わせまでを考慮された治療を受けるべきです。中途半端な状態で治療を終えると、仮に歯並びがよくなったとしても噛み合わせが狂い、逆に口内の状況が悪化する可能性があるため注意しましょう。

参考までに、噛み合わせが悪いことで発生するデメリットを紹介します。

【悪い噛み合わせのデメリット】

  • 歯が重なった部分のブラッシングが不十分になり、虫歯や歯周病になりやすい
  • 食べ物をしっかり噛めなくなり、顎の筋肉が発達せず、胃腸に負担がかかる
  • 唾液の分泌量が減るせいで口臭が発生しやすくなる
  • 上顎や下顎が歯に押し出されて突出し、顔のバランスが崩れる
  • 顎の関節に負担がかかりやすくなり、顎関節症になりやすい
  • 口を閉じにくくなるため滑舌が悪くなり、発音しにくくなる

おすすめしない理由②:後戻りしてしまう可能性が高い

「後戻り」とは、歯列矯正の完了後に歯が動き、治療前の歯並びに戻ってしまう現象です。後戻りは自分自身では気づきにくく、気づいたときには追加の治療が必要になるケースもあります。歯科医院でマウスピース矯正をおこなう場合、治療後に「リテーナー」という保定装置をつけて後戻りを防ぎますが、安いマウスピース矯正ではこのようなアフターケアが基本的におこなわれません。

後戻りすると改めて歯列矯正をし直さなければならず、これまでにおこなった治療はすべて無駄になるため注意しましょう。マウスピース矯正をおこなう場合は、保定装置による治療を受けられるかどうか、そして定期的に検診を受けて矯正の進捗を確認できるかどうかの確認が大切です。

おすすめしない理由③:患者主体でおこなう可能性が高い

安いマウスピース矯正の場合、治療は患者主体でおこなう可能性が高く、あらゆるリスクをともないます。患者主体で歯列矯正をおこなうべきではない理由をリストアップしました。

<患者主体でマウスピース矯正をおこなうべきではない理由>

  • 取り外すタイミングがわからずに歯を痛めるリスクがある
  • 治療が順調に進んでいなかったとしても気づけない可能性が高い
  • 虫歯や歯周病の発生などの異常に気づけない
  • 痛みが発生した場合などに適切なサポートを受けられない
  • 正しいメンテナンス方法を指導してもらえない

患者主体で歯列矯正をおこなうと、治療をやめるべき最適なタイミングを判断できません。また、矯正がうまくいかなかったり、悪化していたりしても気づけず、歯を痛めるリスクがあります。何らかの理由で痛みが発生したとしても、かかりつけの歯科医院がなければ適切な治療を受けられません。

安いマウスピース矯正の場合、仮に治療自体は医者がおこなったとしても、さまざまな決断は患者自身がおこなわなければならないケースがほとんどです。中途半端な状態で治療を終えたり、反対に必要以上に歯を動かしてしまったりすると、噛み合わせが悪くなって状況が悪化しかねないため注意しましょう。

マウスピース矯正における医院選びは慎重に!

マウスピース矯正で重要なのは「医院選び」であって、値段の安さではありません。コストの低さに目を奪われるかもしれませんが、歯列矯正に失敗すれば意味がないといえます。むしろ噛み合わせが悪くなり、マウスピース矯正を始める前よりも口腔内の状態が悪くなる可能性もあるため注意しましょう。

医院選びのポイントは以下のとおりです。

<マウスピース矯正を受ける際の医院の選び方>

  • 入念なカウンセリングをおこなっている医院を選ぶ
  • 難症例の治療にも対応できる医院を選ぶ
  • 専門の歯科医や歯科技工士が在籍する医院を選ぶ
  • アフターケアや保証が丁寧な医院を選ぶ

上記の条件を満たす医院を選んでマウスピース矯正を受けることで、トラブルに見舞われることなく歯列矯正をおこなえます。

まとめ

安いマウスピース矯正だからといって、一概に質が低いとはいえません。ただし、患者主体でおこなうマウスピース矯正にはリスクがつき物です。噛み合わせが悪くなったせいで全身のバランスが崩れたり、歯並びが余計に悪くなったりする恐れもあるため注意しましょう。

マウスピース矯正で重要なのは医院選びです。吉祥寺セントラルクリニックでは、難症例にも対応できる歯科医師と歯科技工士が治療にあたり、治療開始前には無料カウンセリングも実施しています。駅近・土曜診療・最終受付19時など通いやすさにも長けており、緊急時にも素早い対応が可能ですので、歯列矯正は当院にお任せください。

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