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インプラントとは?ブリッジや入れ歯との違いは?メリット・デメリットや仕組みを徹底解説!

インプラントは歯を失った場合に行われる歯科治療のひとつです。入れ歯やブリッジに次いで検討する方が多い治療法ではないでしょうか。

しかし、インプラント治療について「聞いたことはあるけれど……」「大がかりな治療なんでしょ?」と、くわしく知らない方もいるでしょう。

今回は、インプラントとはどのような治療なのかくわしく解説します。ブリッジや入れ歯との違い、メリット・デメリットについても解説するので、治療方法でお悩みの方、インプラント治療を検討している方はぜひ参考にしてください。

インプラントとは?

インプラントとは、歯が失われた部分の顎の骨に人工歯根(インプラント体)を打ち込み、その上に人工歯を取り付けて歯を補う歯科治療のことをいいます。周囲の歯に頼らない独立した治療が可能なため、機能性や審美性に優れている特徴があります。

健康保険が適用されない自由診療のため、治療費は1本25~50万円ほどですが、医院や地域によって大きな差がでることもあるでしょう。治療にかかる期間は、インプラント体を埋入する手術や人工歯を作成する期間などをあわせて最短でも6ヶ月ほどかかります。

ブリッジ治療とは?

ブリッジ治療は、両サイドの健康な歯を支台にして失われた歯を補う歯科治療です。基本的には健康保険が適用されるため費用を抑えられ、治療期間もインプラントのように長くありません。

ただし、ブリッジ治療は両サイドの健康な歯を削ったり、場合によっては神経を取ったりして治療をする必要があります。そのため、残った歯の寿命を縮めてしまう治療といえるでしょう。また、支台にする歯が健康的でない場合はブリッジ治療ができないこともあります。

入れ歯とは?

入れ歯とは、取り外し可能なプラスチック製の人工歯で失われた歯を補う歯科治療のことです。インプラント治療やブリッジと比較して体や歯への負担がもっとも少ない治療法といえるでしょう。いつでも取り外しが可能なため清潔な状態を保ちやすく、万が一割れてしまった場合でも歯科医院内で修理できるケースが多いです。

しかし、失った歯の本数が多いほど入れ歯が大きくなってしまうため、違和感を覚えたり食べにくかったりといった不便を感じることになります。また、インプラントのような独立した治療はできないため、入れ歯を支える歯に負担をかけてしまうことになります。

インプラントの仕組み

インプラントは、骨のなかに埋め込むインプラント体(人工歯根)と、インプラント体と上部構造をつなぎあわせるアバットメント、上部構造(人工歯)の3つの部品でできています。インプラント体は骨のなかに埋め込むため、インプラント体と骨が十分に結合すると自分の歯のような感覚でしっかりと噛めるようになります。

インプラント治療の5つのメリット

インプラント治療を検討するのであれば、事前にどのようなメリット・デメリットがあるのか把握しておくことが大切です。メリットばかりに目が行きがちですが、自分には不向きな治療の可能性も考えられます。

ここでは、インプラント治療の5つのメリットを解説します。

①健康な歯を削る必要がない

ブリッジ治療では、被せ物を装着するために両サイドの健康的な歯を削る必要がありますが、インプラント治療は、人工歯根を埋め込むため独立した治療が可能です。健康な歯を削ることに抵抗のある方でも、受けやすい治療といえるでしょう。

②咀嚼の違和感が少ない

骨のなかに人工歯根を埋め込むインプラント治療では、しっかりと結合されたあとは自分の歯のような感覚で食事を楽しめるでしょう。ブリッジや入れ歯では硬いものを噛み切れなかったり、うまく力が入らなかったりしますが、インプラント治療では自然な食事ができます。

③自然で目立ちにくい

健康保険内で作成される入れ歯のような大きな人工歯は目立ちやすいデメリットがありますが、インプラント治療の人工歯は、セラミックなどの審美性に優れているものを使用します。周囲の歯とよく馴染むように色味の調整もできるので、口元を気にするストレスを感じることはほとんどないでしょう。

④手入れがかんたん

毎日取り外す必要がないインプラントは、これまでのような歯磨きやデンタルフロスの使用だけでセルフケアが完了します。自宅では磨ききれない歯と歯茎の隙間にたまった汚れは、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けて取り除けます。

⑤周囲の歯を守れる

インプラント治療は周囲の歯に頼らない治療が可能なので、残っている歯の寿命を延ばすことにもつながります。ブリッジ治療では、両サイドの歯を大きく削る必要があり、入れ歯では数本の歯で複数本分の仕事をするので負担が大きくなりがちです。インプラント治療は残された歯の寿命を延ばしたい方にもおすすめの治療法です。

インプラント治療の3つのデメリット

上記ではインプラント治療のメリットについて解説しました。しかし、メリットばかりが先行して治療を決めてしまうのはよくありません。治療後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、デメリットもきちんと把握しておきましょう。

では、インプラント治療の3つのデメリットについて解説します。

①保険が適用されない

インプラント治療は国が定めた条件に満たない場合、保険適用外となるため費用が高額になりがちです。自由診療は医院や地域によって費用にばらつきが見られることが多く、医院を決定するのに時間がかかってしまうこともあるでしょう。

また、欠損している歯の本数や骨の状態などによって、インプラント治療をサポートする処置が必要なケースもあります。その場合は、追加で費用が発生するため、トータルすると100万円を超えることも珍しくありません。

②外科手術が必要

骨のなかに人工歯根を埋め込むため、歯茎を切開して骨に穴を開ける外科手術が必要な治療です。手術時には局部麻酔も行うため、身体の状態が良好ではないと手術を受けられないでしょう。持病や基礎疾患がある方は、インプラント治療の前に手術が可能かどうか確認する必要があります。万が一、伝え漏れが合った場合は、インプラント治療に失敗するなどのトラブルが発生する可能性が高まるため注意が必要です。

③インプラント周囲炎のリスクがある

インプラントは人工物のため虫歯にはなりませんが、インプラント周辺の組織が炎症を起こすインプラント周囲炎の感染リスクがあります。インプラント周囲炎は、歯の周りにたまった汚れや歯石が原因で炎症を起こす病気ですが、悪化するとインプラントを支えている骨を溶かしてしまいます。インプラント周囲炎は、天然歯の歯周病よりも進行がはやいため、毎日のブラッシングと定期的なメンテナンスをしっかりと行って予防に努めるようにしましょう。

まとめ

インプラントの治療に関する疑問や、メリットやデメリットについて解説しました。インプラント治療は適切なケアとメンテナンスを継続していると、10年以上も正しく機能する歯科治療です。周囲の歯を守りながら、失われた歯を補えるので、たくさんのメリットが得られる治療といえるでしょう。

吉祥寺セントラルクリニックでは、難症例にも対応している医師がインプラント治療を担当しています。各分野の専門医も在籍しているため、インプラント治療だけでない総合的な治療を提供しています。インプラント治療を受ける医院を探している方、インプラント治療のご相談は、ぜひ吉祥寺セントラルクリニックへお問い合わせくださいませ。

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