透明で目立たない矯正方法|見た目が良い審美性の高い矯正装置を紹介します
歯列矯正をする際に、金属製の目立つ装置をつけるのは嫌だと考えている方は多いのではないでしょうか。近年では歯列矯正をしている間の見た目が気になるという声も多いことから、透明で目立ちにくい素材を使った装置も増えてきました。
そこで今回は、歯列矯正の見た目が気になり一歩踏み出せない方に向けて、透明で目立たない矯正方法について紹介します。それぞれの費用や期間なども解説しますので、ぜひ参考にしてください。
透明で目立たない矯正方法はある?
歯列矯正の治療中に気になるのは、歯に取り付ける装置の見た目ではないでしょうか。歯列矯正は歯並びを美しくする治療ですが、装置の見た目が気になって治療を始められないのはもったいないことです。
歯列矯正を始めるハードルの高さを解消するために、透明や白色タイプの装置が増えてきました。これらの装置を使うことで、治療中も目立ちにくいのが特徴です。
以下の表は、目立ちにくく審美性の高い矯正装置の一覧です。今回の記事で紹介する矯正装置は、主に3つです。くわしくは本文で解説するので、参考にしてみてください。
矯正方法名 | ホワイトワイヤー 審美ブラケット |
透明な マウスピース矯正 |
裏側矯正(リンガル) |
---|---|---|---|
費用相場 | 70万円(税抜)~ | 120万(税抜)~ | 84万円(税抜)~ |
期間 | 約2~3年 | 装着期間による | 約3年 |
目立ちにくさ | 目立ちにくい装置を選べる | ほとんど目立たない | 表側からほとんど見えない |
メリット | さまざまな症状に対応 | 装着時の痛みが少ない | 目立ちにくいこと |
デメリット | 金属よりも費用が割高 | 付け忘れると治療期間が延びる | 口内炎や発音障害に つながることもある |
ホワイトワイヤー・審美ブラケット
ホワイトワイヤーとは、シルバーのワイヤーを白色にコーティングしたものです。歯の色との調和が取れやすいため、しっかり見ないとほとんど目立ちません。コーティングにはホワイトだけでなく、歯や歯ぐきとの色調をあわせた薄いピンク系の色が使われていることもあります。
審美ブラケットは透明ブラケットとも呼ばれています。一般的なシルバーの金属部分を、プラスチックやセラミック素材にすることで目立ちにくくしているのが特徴です。審美ブラケットとホワイトワイヤーを組み合わせることで、ほぼ歯と同じ色調になります。とくに、若い女性や人前に出ることが多い職業の方から好まれているのが特徴です。
審美ブラケットやホワイトワイヤーの費用については、シルバーのブラケットやワイヤーに比べると割高です。治療期間については、一般的な金属製ブラケットの場合と大きく変わりません。
ホワイトワイヤー・審美ブラケットのメリット
審美ブラケットのメリットは、近づいて見ないとほとんどわからないことです。ホワイトやピーチゴールド色のワイヤーを併用すれば、いわれるまで気づかれないことも珍しくありません。審美ブラケットは金属製のブラケットよりも割高になりますが、裏側矯正よりも治療費が安くなることが多いです。
ホワイトワイヤー・審美ブラケットのデメリット
審美ブラケットのデメリットは、金属ブラケットよりも耐久性が劣ることです。噛み合わせが深い人の場合は割れてしまうこともまれにあります。また、ホワイトワイヤーのコーティングが剥がれることがあり、その部分だけが目立ってしまうことも少なくありません。
透明なマウスピース矯正
透明なマウスピースで歯を動かす矯正治療は、ワイヤーを使わないためほとんど目立ちません。代表的なマウスピース矯正のブランドには「インビザライン」があります。ワイヤー矯正よりも弱い力で少しずつ歯を動かしていく治療方法です。マウスピースは食事中に外せるため、食べ物の引っかかりなどが気になりません。
マウスピース矯正の費用は、審美ブラケットやホワイトワイヤーの費用よりも割高な傾向があります。理由としては、通常2週間に1度マウスピースを歯の動きにあわせて交換する必要があるからです。また、ワイヤー矯正よりも歯が動く範囲が小さいため、治療が長引くことも多くなります。
透明なマウスピース矯正のメリット
透明なマウスピース矯正のメリットは、装置が外れてしまうなどのトラブルが少ないことです。ワイヤー矯正の場合は、何かしらの拍子に装置が外れてしまうこともあります。マウスピース矯正の場合は、外した際に落としたり踏んだりしない限りは破損するリスクは少ないでしょう。
透明なマウスピース矯正のデメリット
透明なマウスピース矯正のデメリットは、毎日決められた時間装着する必要があることです。一般的には約20~22時間装着している必要があり、ストレスに感じてしまう方が少なくありません。また、歯が動く量がワイヤー矯正よりも少ないため、装着時間を守らないと治療期間が延びたり失敗したりするリスクもあります。
裏側矯正(リンガル)
裏側矯正はリンガル矯正とも呼ばれており、歯の裏側に装置を取り付ける矯正方法です。今回紹介した矯正方法のなかではもっとも目立ちにくい治療方法といえます。目立たないことが最大のメリットですが、デメリットが多いのも特徴です。
たとえば、表側矯正ではブラケットやワイヤーの位置が見えやすいですが、裏側矯正ではどんなに経験を積んだ歯科医でも感覚に頼らざるを得ないことが少なくありません。さらに、装置やワイヤーを取り付ける時間が長時間になることもあり、口を開けた状態をキープするのが辛いという声もあります。
裏側矯正にかかる費用は、今回紹介する矯正方法のなかでは比較的高めです。また、装置が歯の裏につくため、磨き残しが原因の虫歯や歯肉炎になる可能性もあります。その際は治療費が追加でかかってしまううえ、矯正治療が長引いてしまうことも考えられるでしょう。
裏側矯正(リンガル)のメリット
裏側矯正のメリットは、表から見たときにほとんど気づかないことです。人から治療中であることを知られたくない人には、歯列矯正を始めるハードルを下げてくれるでしょう。とくに、若い女性や人から見られる仕事をしている方は、選択肢の一つとして検討する方も多いです。
裏側矯正(リンガル)のデメリット
裏側矯正のデメリットは、治療費が高めに設定されていることです。歯の裏側に装置をつけるのは手間がかかり、毎月行うワイヤー調整なども時間がかかってしまうからです。また、治療期間も表側矯正より長くなることが多く、口内炎や発音障害のリスクがあるなど大きなストレスを感じる人も珍しくありません。
まとめ
金属製ブラケットの見た目が気になるせいで歯列矯正を始められなかった方も、審美ブラケットやホワイトワイヤーなどの選択肢があります。見た目を気にするあまり安易に裏側矯正を選んでしまうと、長期的に見てコストもストレスも大きくなる可能性が少なくありません。
「吉祥寺セントラルクリニック」は、患者様一人ひとりの悩みを聞きながら、最適な治療方法をご提案しています。矯正治療を長年行ってきた歯科医師が担当するため、安心して治療を受けられるのが特徴です。歯列矯正は長期間にわたるため、歯の健康だけでなく、心の健康への影響も真剣に考えなければなりません。
「吉祥寺セントラルクリニック」では、保険外治療の相談も無料で行っています。患者様が納得するまでは、治療に進むことはありません。歯列矯正には費用や時間がかかるからこそ、信頼できる歯科選びは重要です。ぜひ一度ご相談ください。
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