吉祥寺セントラルクリニック
歯の痛みや出血など、お口の中で困ったことや気になっていることはありませんか? 虫歯や歯周病など一般的な治療であれば、ほとんどの場合は保険診療で受けられます。口元の美しさや使用感などにこだわらず、まずは気になっているところを改善したいという際には、保険診療をおすすめします。 保険診療では、使用できる材料や治療方法、時間などに制限があるため、患者さまのご要望によっては十分な治療ができない場合があります。「患部が目立たないようにしたい」「詰め物や被せ物は変色しないものを使いたい」などのご希望がありましたら、自費診療をご紹介させていただくこともあります。もちろん、保険診療でも丁寧に治療を進めていますのでご安心ください。
保険診療で作る被せ物といえば、銀歯のイメージがあるかと思います。しかし、条件がそろえば保険診療で白い被せ物を作れます。銀歯は金属特有のギラつきがあるので口元が目立ってしまいますが、白い被せ物であれば周りの天然歯に馴染むので、話すときや笑顔になったときも患部が気になりません。あまり費用をかけずに白い被せ物を作りたい方におすすめです。
CAD/CAM冠とは、患部をスキャンしたデータを落とし込み、コンピューターによってデザイン・作製する被せ物です。素材はハイブリッドレジンとよばれるもので、レジンにセラミックを混ぜて作られたものです。透明感に欠けるものの色が白いのであまり目立たず、金属アレルギーの心配がありません。
患部の型取りは、小さなペン型のスキャナーで行われます。短い時間で負担なくスキャンできるので、シリコン印象材を使って型取りされるのが苦手な方、嘔吐反射がある方にとってはストレスが軽減されます。また、歯の小さな細かい溝までより精確に採取できるので、患部にフィットした補綴物を作れます。
お子さまの歯は歯磨きが隅々までいたらないケースもあるほか、歯質が弱いこともあって虫歯になりやすいといえます。虫歯予防のための処置を保険診療で受けられ、定期的に治療をすることで歯の健康を守れます。また、お子さまの健康意識が高まります。
フッ素には、歯を強化して細菌から身を守るほか、細菌が酸を出すのを抑制する、虫歯になりかけている歯の再石灰化を促す、といった効果があります。検診などのタイミングで定期的にフッ素を塗布し、適切な歯磨きなどと組み合わせることでより虫歯になりにくくします。歯質が弱いお子さまにとって、虫歯予防の効果があります。
奥歯の噛む面には細かい溝がたくさんあり、食べカスがたまりやすくなっています。しかも歯ブラシが届きにくいため細菌が増殖し、虫歯が早く進行します。シーラントは樹脂を溝に埋めるように流し込み、特殊な光で固める治療です。溝がなくなるので汚れがたまらず、虫歯も進行しにくくなります。生えてきたばかりの永久歯の奥歯を守ります。
歯周病は細菌によって骨などの歯周組織が溶かされ、悪化すると歯が抜け落ちることがあります。歯周病は保険診療で治療を受けられます。早めに歯周病の原因を取り除くことで症状の進行を止められるので、歯肉の出血や口臭などが気になったらご相談ください。
細菌のかたまりである歯垢が固まると歯石になり、歯磨きでは取り除けなくなってしまいます。スケーリングとルートプレーニングは、歯周病の原因である歯石を除去する治療となります。スケーリングは、歯の表面についた歯石や歯垢などをスケーラーという器具で取り除きます。ルートプレーニングは細菌に感染した歯根などのセメント質を除去し、表面を滑らかにします。
歯周ポケットの深いところなどに病巣ができ、ルートプレーニングでは器具が届かず改善できなかった場合に行われます。歯肉を切開して患部が見える状態にし、付着している歯垢や歯石、感染した組織などを除去します。歯を支えている骨の形を整えて、感染していた組織を健康な状態に改善していきます。
歯がなくなってしまった場合は義歯を入れるための治療を行います。治療方法の中でもポピュラーなのが入れ歯で、保険診療にも対応しています。保険診療と自費診療では材料などが異なるので、入れ歯に対する要望などをもとにご検討ください。
保険診療の入れ歯は価格が低く、治療に必要な期間も比較的短くなります。また、壊れても修理しやすいというメリットもあります。予算をできるだけ抑えたい場合などにおすすめです。ただし、保険診療の入れ歯は人工歯や床(ピンク色の部分)がレジンでできており、全体的に厚く装着時に違和感があります。また、部分入れ歯ではクラスプとよばれる金具を使うので口元が目立ちます。