当クリニックには、イボカップレジンと義歯自動真空加圧プレス機を置いており、イボカップシステムの入れ歯を作ることができます。イボカップシステムの入れ歯は、薄くて軽く、着色や臭いがつきにくく、お口の形にフィットしやすい特徴があります。
入れ歯に臭いがつく理由
「入れ歯の臭いが気になり、人と話す時はいつも手で口を覆っています」というご相談を受けることがよくあります。入れ歯を長い間使っていると、その素材によっては汚れや臭いがつきやすく、丁寧にお手入れをしていても落としきれないことがあります。
このようになってしまう入れ歯は、気泡を多く含む構造をしているプラスチック(レジン)で作られています。このプラスチックは、物質が入り込みやすく、柔らかくて傷がつきやすい素材ですので、汚れや臭いがつきやすくなってしまいます。入り込んでしまった汚れや臭いは、歯ブラシや入れ歯洗浄剤で落とすことができません。
イボカップシステムの入れ歯は臭いが付きにくい
イボカップシステムは、イボカップ専用のプラスチックを使い、真空状態で圧力をかけて作ります。それにより、気泡がほとんどなくなり、汚れや臭いが入り込みにくくなります。機械で加熱と加圧をする作製方法ですので、お口の形にフィットしやすく、薄くて軽く、強度のある入れ歯を作ることができます。
イボカップシステムの入れ歯は、保険適用外となるため患者様の費用負担が大きくなってしまいますが、入れ歯の臭いでお悩みの方にお勧めできる治療です。
従来の素材
イボカップ
イボカップシステムで作製した入れ歯の特徴
- 臭いがつきにくい
- 変色しにくい
- 温度変化の影響による変形をしにくい
- 強度があり、薄く作ることができる
- 精度が高く、お口にフィットしたものを作ることができる