最近、インプラント治療をご希望される患者様から「インプラント治療以外の歯科治療も行なって頂くことは可能ですか?」との問い合わせがかなりよせられております。理由を聞くと他のインプラントセンターで「インプラント治療以外は他の歯科医院で行なってください」と言われたとのことです。これには大きな問題が潜んでおります。
1 |
インプラントは歯と同様に骨に埋まっています。インプラントを入れる周囲の歯が歯周病に罹患していればインプラントも歯周病に罹患してしまいます。当然、歯周病に罹患し進行すればインプラントも駄目になってしまいます。 |
2 |
噛み合わせの問題も生じて来ます。1歯欠損などの少数欠損ならばそんなに問題は生じませんが、多数歯欠損の場合は噛み合わせのバランスが崩れていることが多いですね。そんな時は噛み合わせのバランスをしっかりと再生してあげなければなりません。しかし、インプラント治療を行う歯科医院と一般治療を行う歯科医院が別々であるならばどうでしょうか? |
【患者様から寄せられる深刻な問題】
インプラント治療を行った後に歯周病に罹患しました。歯とインプラントの周囲の骨が吸収し、ぐらついて来ました。インプラント治療を行なって頂いたインプラントセンターへ行くとまず他院にて歯周病の治療を行なって来てくださいと言われました。一般歯科へ行くとインプラント治療を受けた歯科医院で治療を受けてくださいと断られてしまいました。
なぜたらい回しにされてしまうのでしょうか?
一般の歯科医院では他院にて治療されたインプラントの部分には手を付けたくないのです。なぜならば責任問題に発展する可能性があるからです。
上記の理由からインプラント治療を行う場合は、すべての治療を引き受けてくれる歯科医院を選択した方が無難でしょう。