変色した歯をラミネートベニアで治療した例
ラミネートべニアとは、歯が変色している場合や歯の表側だけに虫歯がある場合などに、歯の表面を薄く削ってセラミックの薄い人工歯を貼り付ける治療法です。
クラウン治療に較べて歯を削る量が少なく、エナメル質の表面のごく一部だけを削りますので、歯へのダメージが少ないのが特徴です。また比較的短期間に治療が行えるという利点もあります。
ラミネートベニア
(装着時表側)
ラミネートベニア
(装着時裏側)
ラミネートベニア治療に適する症例
1.変色した歯
生まれつき茶色やグレー、黄色の線が入っている歯を「テトラサイクリン変色歯」といいます。これは歯の形成期にお母さんがテトラサイクリン系抗生剤(風邪薬など)を服用したことが原因でおこります。当クリニックにもたくさんのご相談が寄せられます。変色度合が低い患者様の場合は、ホワイトニングである程度改善する場合もありますが、色が濃い歯では満足な結果が得られない場合が多く、より綺麗な白い歯を望まれる患者様にはラミネートベニアでの治療をおすすめ致します。健康な歯を削ることに抵抗感がある患者様も、クラウン(冠)治療に比べ、歯の表面だけを削れば済むので、あまり抵抗なく治療を受けて頂けます。
2.軽度の歯並びの改善
治療前
治療後
歯並びを治したいけれど、矯正治療を行う時間がない、矯正装置をつけるのに抵抗感がある、という患者様の場合、軽度のデコボコや隙っ歯であればラミネートべニアで歯並びを整えることができます。
クラウン(冠)に較べて歯を削る量が少なく、3回前後の来院で綺麗な歯並びになるため、特に結婚式や就職面接などを間近に控えた患者様が多く望まれております。
3.歯の表面の虫歯
前歯や奥歯の表側に小さな虫歯がある場合や、一部が欠損している場合などは、ラミネートべニアで治療が行えます。
(保険外治療になります)