組織再生療法
歯周病(歯槽膿漏)は、歯の周りの組織を破壊する病気です。大きく歯の周りの組織が破壊された場合、自然に回復することはほとんどなく、歯周病治療によって感染部分を除去すると「歯が長く見える(歯茎のラインが下がる)」ことがあります。また、歯茎で覆われているはずの歯根面が露出したことにより、知覚過敏を引き起こすこともあります。
組織再生療法は、薬剤などを使用して歯周組織の再生を促し、できるだけ元の形に戻すことを期待した治療です。
エムドゲイン組織再生療法
顎の骨は再生する力をもっていますが、歯茎の治るスピードの方が早く、骨が再生する前に凹んだ部分へ歯茎が入り込んでしまいます(図の※1の部分)。
そこで、再生させたい骨の部分に「エムドゲインジェル」を投与することで、歯茎が入り込むのを防ぎながら(図の※2)骨の再生を促すことを期待できます。塗ったエムドゲインジェルは、 歯根の表面に2~4週間とどまり、やがて吸収されます。
エムドゲイン組織再生療法は、部分的に顎の骨が痩せた(吸収した)場合に適した治療法ですが、エムドゲインの代わりに遮断膜(メンブレン)を使用して再生を促す歯周組織再生療法(GTR法)という方法もあります。当クリニックでは、この治療を受けられる患者様の血液からメンブレンを作る方法を取り入れており、感染の危険性が極めて低い状態で、骨の再生を期待することができます。
エムドゲインの安全性について
エムドゲインの主成分はエナメル蛋白(歯が作られるときに分泌される蛋白質)です。エナメル蛋白はブタの歯胚から抽出しますが、安全性の高い加熱製剤であること、2002年に厚生労働省の認可を受けていること、約40カ国で使用されていますが感染症の報告があがっていないことなどから、安全性に問題はないと考えております。
歯周組織誘導法(GTR)
部分的に顎の骨が痩せた(図の※1の部分)場合に、歯茎が入り込むのを防ぎながら骨の再生を促す治療法には、エムドゲインの他に歯周組織誘導法(GTR法)があります。
患者様の血液からメンブレンを作り、再生させたい骨の部分にそれを置くことで、歯茎が入り込むのを防ぎながら骨の再生を促すことを期待できます。(※2)。
当クリニックでは、この治療を受ける患者様の血液からメンブレンを作る方法を取り入れており、感染の危険性が極めて低い状態で、骨の再生治療を行うことができます。
※お口の状態によっては、製品化された吸収性メンブレンで行うことが必要と診断することもあります。
医科歯科連携による感染リスクの低い組織再生療法
GTR法で用いるメンブレンは、患者様の自身の血液を遠心分離することで作ることができます。採血は主に医科で行っており、生成する機械はメディフュージを使用しております。作るために添加剤を使用しませんので、感染の危険性が極めて低いというメリットがあります。また、自分自身の血液だけで作られますので、移植後に腫れや痛みがでることが少なく、身体に負担が少ない状態で傷の治りや骨の再生の促すことを期待できます。
メンブレンの作り方
患者様自身から採取した血液を、再生医療機器のメディフュージで遠心分離し、フィブリンゲルを生成します。
取り出したフィブリンゲルを平たく潰して、骨の再生部分に移植し、歯茎が入り込むのを防ぎながら骨の再生を促します。
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